暇コラム

鬱病と生きる会社員のブログ

n度目の岸くんの話

King&Prince 岸優太くんを好きになってから、すっかり紫が好きになってしまった。(念のため書いておくが、紫は岸くんのメンバーカラーである)
紫色であれば何でも欲しくなってしまう。特に身に着けられるものがいい。
今日も、GUで紫の部屋着が発売されているらしいというのを見てから、GUに行きたくて仕方なくなっている。
ついでに岸くんが最近よく来ているようなビッグシルエットの長袖のTシャツも欲しいし、ダボダボのパーカーも欲しい。
オタクは本当に経済を回していると思う。
こうして岸くんの私物と同じキャップや靴を買うだけではなく、岸くんが履いていそうな靴や着ていそうな服まで買うようになった
岸くんが好きだと言う西海岸ファッションがなんなのかわかっていないが、なんとなく岸くんが好きそうなファッションを模倣している。
もはやこれは社会学的に言うシミュラークルである。
シミュラークルとでも呼んでおこうか。
この絶妙なダサさが岸くんのネーミングセンスに似ていていいと思う。

日曜日に注文した岸くんの写真がくるのが楽しみで待てない。
一刻もはやく届いてほしい。ベッドの周りを岸くんでいっぱいにしたい。
もちろん実生活をおろそかにしているということはわかっている。
少し前までこのままではよくないと本気で思っていたが、いろいろあって当分岸くんに専念することにした。
自分の中で岸くんを応援するスタンスがみえてきたということだろう。
これでもっと全力で岸くんを応援できる。
岸くんがいつまでもアイドルをやってくれるとは限らない。
岸くんがKing&Princeの一員として表舞台に立ってくれるこの時間を大切に、一生懸命応援していきたい。  

さて、以下、「いろいろあって」の詳細である。

公言しているつもりだが、私は実子を望んでいない。
結婚も少なくとも20代のうちはしたくない。
自分がマイノリティーであるという自覚はずっとある。
事実、結婚・出産を望んでいる前提で話をされることもとても多い。
私の反応が悪いと、まだ若いから結婚も出産もピンとこないのだろうと言われ、自分の子供は可愛いよと何万回も聞いたフレーズで子供の良さを語られる。
そういうときは大抵笑ってごまかすか、その場から離れて話を終わらせるようにしている。

でも、本当は自分の考えやスタンスが真っ当で、他の人は感覚が麻痺しているだけだと思っている。
冷静に考えればどちらが正しいのかはわかると真剣に思っている。
しかし、どうやらそうではないらしいこともすこしずつわかってきた。
一般的には実子は本当に「可愛い」し、血縁はすべてに先行するし、結婚や出産も当然喜ばしいことで幸せの象徴らしい。

でも、それが、私には本当に「ピンとこない」のだ。
断っておくが、子供は好きだ。かわいいと思う。夢中になって相手をする。
ただ、実子でなければいけない理由がわからない。
結局色々考えても、ピンとこない、それだけなのだと思う。

このまま自分の人生をなんとなく決めることはできないが、マイノティーとして生きていくならマジョリティーが享受する普通の生活を望んではいけない。
ここへ来てようやくそのことに気付いた。
それでも考えを変える気はないし、仲間を探すために時間を割く気力もない。
大好きな人と一緒にいれば、自分の望む生き方ができないことが一番悲しい。
大好きになるかもしれない人が私と一緒にいれば望む生き方ができないなら、
はやめに身を引いたほうがいい。

だから当分は岸くんだけを追いかけて、このやり場のないエネルギーを消費していこうと思っている。
自分のためだけに仕事と生活を頑張って、楽しく生きていこう。
恋愛でも恋愛でなくても、人とは真剣に向き合わないといけない。
誰かの大切な時間を無駄にしたいわけではないのだ。
そんな自戒を込めて自分の時間だけを使うように、今まで以上に真剣に岸くんを応援していきたい。